『君の名は。』みつはの名前の由来と聖地を地元民が明かす

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%e5%90%9b%e3%81%ae%e5%90%8d%e3%81%af2(c)2016「君の名は。」制作委員会

私は映画「君の名は。」を見たとき心が震えるほどの感動と、ちょっとした冒険心や憧れ、そしてなにかを身近に感じさせるような感情を抱きました。

なぜか、それは新海誠監督と同じく当ブログの筆者である私も長野県出身の身であり、東京では映画中で出てくるロケ地と全く同じ景色を見ながら生活していたこともあるからかもしれません。

今回私がお話しすることは聖地についてですが、その中でも糸守町のモチーフと言われている長野県諏訪市の諏訪湖と、登場人物「宮水 三葉(みやみず みつは)」の名前の由来について聖地に隠された仮説と共にお話ししていきます。ですので、その他のロケ地、舞台の場所については明確になっているものもありますが、今回は省かせて頂きます。

※この記事はネタバレになる内容を含んでいる可能性がありますので、ご一読する際には予めご了承くださいませ。

 

≪諏訪市民が思う「君の名は。」の聖地そして…≫

糸守町の湖は諏訪湖?

私が「君の名は。」の糸守町の風景を観た時、山中の湖と町並みにすぐに諏訪湖!?と思いましたが、実際のところ湖の形は違いますし、あそこまで何もないほどの田舎ではないよ、とも思いました(笑)

糸守町の湖は隕石でできた丸いクレーターの湖という設定ですので、丸い湖の周りに町並みがありますね。それに比べて諏訪湖はどうでしょうか?

 

地図で真上から見てみると、諏訪湖の形はひし形をしているんですね。ですが実際には人が景色として眺めた場合、比較的丸に近いものとして見えますし、湖に立ち並ぶ町並みの一部はやはり似たものを感じます。

映画の中で糸守町の所在地は岐阜県の飛騨から、更にその山奥となっていますよね。私は岐阜県の飛騨にも足を運んだことがありますが、飛騨周辺の雰囲気とも掛け合わせて創造されたと思えば、かなり納得のいくイメージなのかなと思いました。

スマホの写真なので少々画像が荒いですが「君の名は。」を観た後日に、それらしい場所、そしてなるべく高い場所から撮影した一枚を載せてみます。

 

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建物が邪魔で諏訪湖全体が見えませんが、山々に囲まれ丸形に見える諏訪湖、下り坂の長い坂道はなんだか少し雰囲気が似ていませんか?
この場所はどこからの景色なのか、それは諏訪に実在するとある高校から更に山の方へ登っていった場所なのですが、この高校にある秘密が隠されていると私は思っています。

 

ヒロイン役「みつは」の通う高校に隠された秘密とは

映画中で瀧、みつはの通う高校の名前などは出てきませんが、瀧の通う高校は非常に特徴的な建物であることから、すぐに推測され広島にある「広島市立基町高等学校」がモチーフになっていることが分かりましたね。
さて、一方のみつはの通っている高校はといえばどうでしょうか?田舎にある高校には似たような見た目の高校が多く存在するかもしれませんが、私はこここそがみつはの通っていた高校のモチーフになったのではないかと地元民ならではの感覚ですぐに思いました。
先ほど述べた、諏訪に実在するある高校、それは諏訪湖から山の方へ少し登っていくと現れます。まずは、その高校の校庭を見てみましょう。

 

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この写真だと森林が邪魔をしていて見えませんが、校庭の奥には諏訪湖の景色が広がっています。校庭の横は崖のようになっており、校舎の立ち並びは少し違いますが、みつはの通っていた高校の校庭と似ているように見えないでしょうか?

そして、ここからが本題です。

この高校の名前にとても重要な秘密が隠されていると感じた私なのですが、この高校の名前、それは…

 

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「長野県諏訪二葉高等学校(ながのけんすわふたばこうとうがっこう)」といいます。

この学校名を見てピンときた人は、すぐにわかったかと思いますが、お気づきで無い方の為に、説明していきたいと思います。

この高校、地元では「二葉(ふたば)」と呼ばれていますが、映画中に「二葉(ふたは)」という名前の登場人物が出てきますよね?覚えていますか?

そうです、ヒロイン「宮水 三葉(みやみず みつは)」の産みの親である母が「宮水 二葉(みやみず ふたは)」なのです。

宮水家の名前は、以下のようになってます。

祖母・・・・宮水 一葉(ひとは)
母・・・・・宮水 二葉(ふたは)
ヒロイン・・宮水 三葉(みつは)
妹・・・・・宮水 四葉(よつは)

映画の中で母は病死ですでに亡くなっており、あまり目立って出てくることはありませんでしたが、母の名はこの二葉高校から由来され、そしてヒロインみつはを含め宮水家全体の名前に繋がるようにして命名されたのではないかと私は感じました。

 

宮水神社の御神体モチーフも諏訪に?

さて、宮水神社の御神体がある場所についても、聖地はここではないかと様々な場所が噂になっていますね。

ですが、私が御神体の風景を見たときすぐに思いついた場所、それはまたしても諏訪にある場所でした。その場所とは、諏訪湖からひと山越えた先、霧ケ峰の「池のくるみ踊場湿原(いけのくるみおどりばしつげん)」という場所です。

 

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スマホの写真でわかりづらくて申し訳ないのですが、山に囲まれるようにして平地の湿原が広がり、所々に水場があり、山の奥には諏訪湖や町並みの景色が見えるのです。写真だとうっすらとしか見えませんが、肉眼だと結構しっかりと見えます。残念ながら御神体となるようなモニュメントのようなものはありませんが、諏訪市民の私はここがモチーフになったのではないかとすぐに感じました。

この場所へのアクセスを簡単に記載しておきますので、諏訪湖へ聖地巡礼をしに来たついでに寄ってみてはいかがでしょうか?霧ケ峰は空気も綺麗で、観光するにはとてもおすすめでもありますので是非どうぞ!

【池のくるみ踊場湿原アクセス】
〒392-0008 長野県 諏訪市 霧ケ峰
電車でお越しの場合…JR中央本線「上諏訪駅」からタクシーで30分
車でお越しの場合…諏訪ICから車で30分、国道20号線から県道40号線沿い「霧の駅」付近、または国道20号線から県道424号線に入って霧ケ峰方面の看板に向かって進むのがオススメです

 

≪まとめ≫

今回、「君の名は。」を観て諏訪市民が感じた聖地そしてヒロインみつは、宮水家の名前の由来についていかがでしたでしょうか?不確かな場所については、様々な聖地がここだと取り上げられていますが、この記事を読んで少しでもなるほどやここかもしれない、足を運んでみたいと感じて共感してくれた方がいらっしゃったらシェア、いいねなどして頂けたら嬉しく思います。

ちなみに、諏訪湖を綺麗に全体を見渡せるオススメスポットは諏訪市にある「立石公園」という所か、隣の岡谷市にある「やまびこ公園」という所がオススメですよ!!

コメント

  1. まる より:

    三葉の通う高校については、飛騨古川の「岐阜県立吉城高校」のホームページで「糸守高校との共通点」について書かれているページがあります。
    http://school.gifu-net.ed.jp/wordpress/yosiki-hs/
    個人的には、映画で三葉が授業を受けている教室の窓から見える風景と、ここで紹介されている「吉城高校の校舎から古川の町を見下ろす。」写真の雰囲気がよく似ていると思います。

    なお制服は全然違いますw

    それと以前兵庫県西宮市に住んでた者から見ると、「宮水」っていうのは「灘の生一本」で有名な西宮の名水を連想させます。(「聲の形」のヒロインが西宮なのは偶然でしょうが)
    このように可能な範囲で各々が「聖地」を想像してみるのは楽しいと思いますよ。

    • Jiki より:

      まるさん

      吉城高校で紹介されている写真をみてみますと、確かに映画の中にでてくる糸守の風景と近いものを感じさせられました!

      「西宮の名水」について私も少し調べてみましたが、兵庫県西宮市の西宮神社の南東側一帯から湧出する「西宮の名水」が今では「宮水」と呼ばれているのですね。非常に興味深い内容で、宮水家に繋がるなにかがありそうな気がしました。その土地に住んでいるからこそ感じることなどを、共有していけると「聖地」の想像も広がり楽しいですね!大変参考になるコメントありがとうございました!

  2. みやしたさん より:

    長野県伊那市在住です。
    池のくるみ湿原。私もまったく同じ考えです。諏訪湖のそばにある高校(二葉高校)の裏山をずっと登って行ったところにクレーター状の地形があるという条件ではどう考えても池のくるみ湿原しか考えられないと思っていました。

    諏訪湖全体を遠くから眺めるなら高ボッチ山もいいですよ。車で簡単に登れます。

    それと、神社のモデルは小海町の松原湖畔にある松原諏訪神社上社ではないかと思います。湖の中に突き出した半島にある祠が、映画ではクレーター状の地形の中心にあった大きな岩のモチーフになったのではないかと思います。また、この神社では年中行事として春と秋に「浦安の舞」と呼ばれる舞が奉納されます。舞を舞うのは地元の小学生から中学生女子です。
    聖地がどこなのかいろいろと推理想像するのは楽しいことです。

  3. みやしたさん より:

    下記サイトで写真など詳しく見ることができます。

    松原諏訪神社 水上の祠https://plus.google.com/photos/photo/103620443254091513729/6151681577951852082

    松原諏訪神社の舞
    http://matsubarasuwajinja.com/info/

    • Jiki より:

      みやしたさん

      お返事の方が遅れてしまいました。
      伊那市在住ということで、やはり諏訪湖の近くに住んでらっしゃる方でしたら池のくるみ湿原がそうではないかとピンときますよね!

      高ボッチ山からの諏訪湖もとてもよく見えますよね、天気が良い日には諏訪湖の奥に富士山も見えて素晴らしい景色でとても好きです。

      佐久の方に「松原諏訪神神社上社」という場所があるのですか、地元の小学生から中学生女子が舞う「浦安の舞」についても、みつは、よつはが舞っていたこととなにか繋がりがありそうで非常に気になりますね。
      ご丁寧に、松原諏訪神社のサイトURL、水上の祠の画像の方まで詳しく載せてくださいましてありがとうございます。とても興味深いので次の休みに足を運んでみようと思います。

  4. 岩見 より:

    初めて書き込みします。
    二葉ですが、不治の病で亡くなるという役回りから、双葉郡の暗喩ではないかと思います。
    なお、糸守町の住人達は最終的に誰も死にませんでしたが、町が壊滅(新糸守湖部分は消滅)する未来は変わっていません。
    若者達は皆上京しているので、町の再建は碌に進んでないのでしょう。
    津波被災地は数あれど、自治体として消えたも同然な「町」はあの県にしかありません。

    これはパンフレットに監督が書いていた裏のログラインに合わせ、私が思っている解釈です。
    直接的な着想は貴ブログの通りと思います。

    一葉と四葉は語呂合わせでしょうね。

    • Jiki より:

      岩見さん

      初コメントありがとうございます!返信が遅くなりました。
      岩見さんの意見を聞いて、数年経ってもまともに復興することができずにある二葉郡の町、若者含め多くの町民が上京や各地方へ散らばっていること。
      私の述べている表面的な内容とは違い糸守の内側を二葉郡の被災と重ね捉えた点について、非常に共感しました。
      同じ二葉という言葉一つでもいくつものことを重ね、想い込めて描かれ物語なのではと感じることができました。

  5. りんりん より:

    戦国武将に立花宗茂(信長の野望にもでてくる)と武将がいます。そしてその妻の名前が誾千代(ぎんちよ)といい、別名宮永様とよばれていました。
    最近この2人を主人公にした大河ドラマをとの動きがあり、これとなにか関係あるのかな?と付加読みしています 草

    • Jiki より:

      りんりんさん

      コメントありがとうございます!返事が遅くなりました。
      気になる情報提供ありがとうございます!
      知識不足でちょっと分かりませんが、何か関係や結びつきがあるかもしれませんね!私も少し調べてみようと思います!

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