さて前回の続きですが、前回は「高すぎるプロパンガス生活から抜け出す為の、私の経験談」から実際あった経験談、都市ガスとの料金比較、値段の変動についてお話しました。
そして今回は、高すぎるガス代を少しでも節約したい、安くしたいという方に、私が実践して効果があったことや、周囲でこんなことをしたら安くなったなどの情報を一緒にお伝えしていきますよ。
目次
≪高すぎるプロパンガスの節約術≫
キッチンのガス使用料を節約
一人暮らしで毎日自炊する人、家族住まいのご家庭では必須なガスコンロですが、毎日使用するものだからこそ節約したいですよね。ガスコンロのガス代を節約するには、料理工程を工夫することで節約が可能になります。
例えば、煮物類など下茹でで長時間ガスを使用し続け火を通さなければならない場合、そのような時には食材をサランラップなどで包み電子レンジを使用する方が、コストが安く、時短にもなります。あまり大量の食材を電子レンジに詰め込んで火を通すのは逆効果になりますが、もやし一袋や、ニンジン一本分を乱切りにしたものなどに火を通す場合は電子レンジの方が安く早く仕上げることができます(レンジから取り出す際にはヤケドに注意してくださいね)。
また、お湯を沸かす場合にも一工夫することで節約できます。1m3=480円のガスで1Lのお湯を沸かそうとすると約6.5円かかりますが、ティファールなどの電気ポットを使用して同量のお湯を沸かした場合かかる電気代は約2~3円ほどと半分以下で沸かすことができます。
このように料理工程で、電子レンジや電気ポット、他にもトースターやホットプレートなどガスを使わずに温めたり焼くことは可能ですし、中には省電力のものもあるので電化製品タイプの調理器具をうまく使用してガスをなるべく長時間使用しない調理方法ができるとガス代節約にかなり効果がでてきますので、是非試してみてください。
お風呂の使用料を節約
お湯を溜める沸かす際の節約ポイントは、溜めるお湯の量を減らす、お湯の設定温度を下げることをするのが一番効果的でしょう。お湯の量を減らすのはガス代の他に水道代の節約にもなるので、とても効果が高い方法ですが、水量が少ないとしっかり肩まで浸かることが出来ない。そんな時には、メジャーな方法かもしれませんが、500ml~2Lのペットボトルに水をいれたものを数本入れることでかさ増し効果が期待できます。これは実際やってみると効果がよくわかりますので試してみてください。
そして、お湯を溜めた後にお湯の温度が下がってきたからといって追い炊きや、増し湯をすることはなるべく避けなければなりません。そこでお湯の熱を逃がさぬようにすることですが、浴槽にフタををするだけで済ませている人いませんか?まだまだできることありますよ。
湯船と湯船の温度より低い空気に接っしている部分をなくすことで保温効果が高まりますので、アルミシートや断熱材をぴったりと湯船に浮かせてみてください。また入浴の際にも半分か1/3ほどめくって入浴すると、入浴中も保温効果が期待されます。更に欲をいえば浴室内の室温も高めに保つとより効果が期待できますので、お風呂にある窓やドアに水に濡れてもよい断熱材を張り付けると、冬場は浴室内も暖かく快適になりますが、この方法は少し手間がかかりますので、労力を惜しまない方は試してみてください。
シャワーの使用料を節約
シャワーを使用する際には要注意です。シャワーを出す量にもよりますが、シャワーは思っている以上に水量の消費が激しく、シャワーを15分ほど使用するとお風呂を一度溜めるのと同等の量消費していることになります。もちろんその間ガスも消費していることになります。では、シャワーの節約方法をご紹介していきます。
まずは、シャワーを使用しないで湯船のお湯を使う。これは家族で使用する場合にはお湯が足りなくなることもあるので難しいかもしれませんが、一人暮らしの人であればシャワーで水道もガスも使わずに済むので、この方法が一番効果的だと思います。
もし、シャワーを使用する場合、出しっぱなしにせずこまめに止め、なるべく流水時間を減らすことで節水、節ガス効果があります。最近では多くの節水効果のあるシャワーヘッドなんかも出ており、水の噴射口を小さくし水圧を高め節水効果も高めるといったものです。シャワーヘッドの中には、持ち手部分に水を止める切り替えが付いているものもあり、とても便利で毎回水道をひねって開け閉めするといった面倒もなくなります。
このシャワーヘッドですが、様々な種類がでており安いものであれば2000~3500円ほどで、高いものであれば1万円を超えるものもあり、値段により効果や機能が様々です。
このようにお風呂に関しては、ただ単純に節ガスを考えるより、節水することで結果節ガスに繋がることが多いので、そういった点をみて節約に取り組むと効果がでますよ。
ガス会社に交渉と変更
これは節約ではなく、今まで通り節約することなく使って安くしたいという方へおすすめする方法です。
前回の記事で、プロパンガスは公共料金ではなく、販売会社が自由に値段の設定をすることができるというお話しをしましたね?そして、プロパンガスの販売会社には実は競争店が多く存在します。今あなたがお住いの地域でプロパンガス販売を請け負っている会社を調べてみてください。数件でてくるはずです。
一戸建てで持ち主がご家族のどなたかだった場合、販売会社を自由に変更することが可能です。今使っているガス会社が高いと感じている場合は、一度他のプロパンガス販売会社へ基本使用料や1m3辺りの金額を問い合わせて、現在使用しているところと比較してみるとよいでしょう。私の場合、住んでいる地域の平均的な料金を調べてみたところ現在契約しているところは平均より100円以上も高いのが分かりました。これを元に、契約しているプロパンガス販売会社で値段の交渉をするのもいいですが、中には値下げしても後でまた値上げされたなんてことも耳にしました。いっそ解約して他へ変更することもいいかもしれませんが、解約する前には必ず契約時の契約書に再度目を通しましょう。
契約時に無償で設置した配管がある場合、契約時に定められた年数(15年が多いようです)使用してからではないと所有権がガス会社にありその期間外に解約すると違約金が発生することがあるようです。例えば携帯変えて実質無料で2年契約した場合、2年以内に機種変更、解約した場合に発生する携帯本体代の残りの違約金などが発生するのと似たような感じだと思われます。ですので、割り切って解約してやろうと考えている方は、こういった点に気を付けるようにしましょう。
また、一戸建ての場合についてお話ししましたが、集合住宅の場合は勝手が違ってきます。アパートやマンションなどの場合、一部屋だけガス会社を変更するといったことはできません。その建物自体の所有権や契約は借主ではなくオーナー様ですので、プロパンガス販売会社を変更する権利がありません。この場合の対処法は、直接オーナーや物件の仲介会社へ変更の交渉をしてみること、それが無理な場合はガス会社へ問い合わせて値段の交渉をしてみることです。交渉に成功した場合であっても、安心せずに毎月しっかり請求書を確認しましょう。ガス会社へは下手に出ずかなり強気で向かうことが重要です。何故なら平均基準より高い金額を支払う必要はないと考えるのは普通であり当然だからです。
≪まとめと「私のガス代0円生活へ」続き≫
以上、私の実践で効果があったものから、周囲で実際にあった情報を元にお話ししてまいりましたが、いかがでしたか?これらを参考に少しでも節約できた、安くなったと効果がでることがあれば私も非常に嬉しく思います。
そして、おまけ回の次回では私が実践してきた節約生活を経て、ガス解約しても生活に支障ないのでは?とすっぱり解約し、ガス代0円での生活に成功をしている現在の私の生活についてお伝えしてみようと思っていますので、興味のある方は是非そちらも参考してくださいね。
続きは「すっぱり解約!高すぎたガス代0円での生活方法!」へ
本日もご一読くださいまして、ありがとうございました。
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